やたらとつながる

急遽、どうしても必要な資料があり、
近所の図書館に在庫しているようなので
とりあえず娘がパジャマにしているよれよれシャツを着て
大急ぎで出かけた。

が、何故か見当たらない。
図書館員にも探してもらうが
借りたつもりでそのまま持って行ってしまった人が
いたのかもしれませんと
リクエストを勧められた。
すぐに必要で、確か他館には
似たようなものがあったので
そちらに行ってみますと言うと
親切にも確認してくれて
電話で確保してくれた。

閉館まで間がない。
そのまま電車に乗ることになってしまったが
前に聞いた、日曜日の朝、幼い子供とパジャマのまま
ちょっと家の外に出て、そのまま近所の玩具屋まで行くはめになり
目当ての物がなかったので、とうとうその格好のまま
原宿のキディーランドまで行ってしまったという
誰か有名人(男性)の話よりはいいかと思う。

無事それを受け取り、そういえば、と
焼き菓子の美味しい店が確かこの辺に、と思い
行ってみると、こじんまりしたその店があった。
お店には男女一組のお客。

お茶を飲んで、おいしいお菓子を食べて
ちょっとお店の人に質問して
話をしているうちに
「え! あのときの!」
「まあ、そんなところでつながっていたんですね!」
「面白いものですねえ」
「あのとき、美味しいお菓子だなあと思って」
「まあ、そうですか」
なんて話になり、それまで話していた男女は
静かにそれを聞いている気配になった。
「今、飲食店をやっていくのは大変ですものねえ。
工夫が必要ですよね」
などとえらそーな事を口走り、
「では!」
と店を出ようとしたとき、入口にたくさんのチラシ。
「どうぞ、持って行ってください」
と言われて、眺めていると
ん?
一枚のチラシを見て
「あの、この、ウナカメにお菓子を置くっていうのは。。。」
と私が言うと同時に何故かこちらを見て起立した男女。

お店の女性が
「この方達がウナカメの」
「え、中野の? あの、店主が日替わり、という」
「そうなんです」
「この間、行きました。お店の方、
違う人でしたけど。今やっている
石井聖岳さんとおに山田さんの展覧会。
あ、今日までですよね。それを見に」
と、しばしウナカメ話をして、
お店を出て、サルの絵のついたよれよれシャツを着ていることも忘れ
足取りも軽く「つながってるなあ」と歩いていると
「お! つながるだ!」
120721_1742~01

石井聖岳くんも、先日のライブに来てくれた。
彼もまた私の息子のひとりである。
六大くんが幼児なら、石井くんは成人した息子だ。
でも少し前は中学生ぐらいな感じだったな。
と、絵描きさんを勝手に息子や娘にしているのは
ちょっと変態の部類に入るだろうか。

でも、石井くんとおくはらゆめちゃんは
私のことを「田無のお母さん」と呼んでいる。
どうしてかというと、いつだったか
パーティのスピーチで、石井君の挨拶がひやひやだったので
その気持ちを引きずったまま
「石井聖岳の母でございます」
と言ったら、なんと真に受けた人がいて
「お母さんですか」
と挨拶され、驚いたのだった。
どこかの会社のおじさんだった。

同じ席でやはり「あの、石井さんは日本語、通じますか?」
と聞いてきた人もいて、大いに驚いた。
いや、バタ臭い顔ではあるが、見てわかるように
石井聖岳は日本人の名前だよ。
その質問者も背広を着たおじさんだった。

話がそれたが、石井くんは先日のライブに
駆けつけて来てくれたばかりか
ひょひょいと素敵なサインをしてくれて
たくさん本が売れました。どうもありがとう!

それで中野のウナ・カメラ・リーベラでは
立体作品が面白くて、今日までなのは残念だけど
なんか下北でまたやることになるのかな?
詳しくはHPで!!
石井聖岳HP

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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