新聞を読んでいると、切なくなったり気が滅入ることが多い。
そのたびに思い出すのがこの本の一節。
傷つく人、傷つける人傷つく人、傷つける人
(2013/07/26)
信田 さよ子

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DVをふるう加害者に関して、これまでにさまざまな研究が行われてきましたが、
どんな男性がDVをふるうかについて、はっきりした結論は出ていません。
特定のタイプがDVをふるうとはいえないのです。
あえていうなら、彼らが「男性である」ことだけが、共通しているのです。
 そうであるならば、男として生まれ、現代の社会で生きていくこと、
つまり男らしさと、彼らの暴力はつながっているのでしょう。
 この、男らしさがどのようにつくられたのか、そのルーツをたどっていくと、
戦うことが男らしいと宣揚された時代に行きつきます。つまり国と国との戦争が、
兵士たる男の暴力を肯定し、彼らが家族に暴力をふるうことを許した、
という連鎖を考えざるをえません。このことは、国家の暴力と家庭内暴力が、
車の車輪のようにつながっていることをあらわにしています。

この本、従来のこの種の本のイメージとは違い、
すごくわかりやすく読みやすいのでお勧めです。

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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