おばけのバケロン おばけとともだちになりたい! (ポプラちいさなおはなし)おばけのバケロン おばけとともだちになりたい! (ポプラちいさなおはなし)
(2011/12/02)
もとしたいづみ・作
つじむらあゆこ・絵

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どどーんと重版の知らせが来ました。
ありがとうございます!!
今、表紙絵を見て、ふと
「あ、この二人、懐かしい!
たまちゃんとバケロン、どうしてるだろ?」
と思ってしまった。
絵の力、ともいえるが、老化現象のひとつ?
年をとって、いろいろと頭の中があやしくなってしまった暁には
もしかしたら自分の書いた物語と現実の区別がつかなくなる
なんてことになるのだろうか?

夢に、寝る前に思い出した人や、
前の日に見た映画や
考えたことがごっちゃになって出てくるように。

『チョコレートドーナツ』という映画を観た。
観終わって、チョコレートドーナツが食べたくなって
どっさり買って帰るのではと自分が心配だったが
全然そんなことはなかった。
しかも原題は『ANY DAY NOW』だよ。
(アラン・カミングが最後に歌うボブディランの歌
「I Shall Be Released」の歌詞の一部から持って来たと思われる)
ま、確かにこのまま翻訳しても、タイトルとしては難しいかもしれない。
でも、この邦題は、なんというか、
狙った感、魂胆がチラチラする。

劇中で「何を食べたい?」と聞かれて「ドーナツ」と答えたが、
そしてチョコレートドーナツが出て来たが、
そして一口食べたけど、そこだけだ。

ドーナツ関連のしかけが散りばめられたフライヤーも
「売り!」に走りすぎているようで反感を抱く私は
器が小さいのだろうか。

ばんばん宣伝しなくちゃ人が入らないしね。
そのせいで、今は予告を見る時は注意しないといけない。
筋がわかってしまうし、ハイライトシーンの寄せ集めなので
実際見るとがっかりする。

でもこの映画は良かった。
アラン・カミングがうまい。
この時代、アメリカでもゲイへの偏見は
こんな感じだったんだな。
劇場はおばさんたちでぎゅうぎゅうだった。
いまだにものすごい偏見を持っているおっさんたちは
こういう映画を観ない。

この間、DVDで映画を観たとき
予告編でバイオリンの曲が流れ、
「現代のベートーベンが奏でる美しい旋律」
という見覚えのあるフレーズが画面いっぱいに出た。
はっとすると同時にでかでかと
「音楽  佐村河内守」
お~~~でたー!!
古いDVDの予告って、あんまり印象に残らないものだが
いいものを見たな、という充実感を味わった。

あ、でも、この間、映画雑誌のBNに
ある著名な映画評論家が、その映画の音楽を担当した
佐村河内がどんなに偉大な作曲家であるかを
熱く語っているのを読んだときは、
気の毒な気がしたなあ。

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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