この間、数名でラジオを囲み、
チューニングを合わせていた。
目当ての番組があったわけではなく
なんか静かでいいBGMになる曲が
かかっているといいんだけどなあ
程度で、私がダイヤルを合わせていた。

ときどき声が聞こえたり
ときどき音楽が聞こえたりする。
こちらもそのたび「これはだめ」
「これじゃ騒がし過ぎる」と
一瞬でジャッジする。

横浜方面の人が
「あら、FM横浜って東京でも聞けるんだ」
と驚いていたが、そういえば
そういうことって案外知らないものだ。
へえ、韓国のドラマって、ほとんど日本で見られるだあ
とか(ちょっと違うか?)
へえ、蕎麦屋って関西ではあんまりないんだ、とか
(もっと違うか)
へえ、絵本っていうと、マンガだと思う人がいるのか
というか、絵本と漫画は同じだと思っている人がいるのか
というより、絵本を見たことがないおやじが結構いるんだ
とか。(話がずれた?)

ラジオの前で私が自信を持って発言したのは
「あ! 鶴田浩二だ!」
「ええ、今のは鶴田浩二の歌でしたね」
だけだった。

それしかわからなかった。
というか、そんなのが一瞬でわかった自分にちょっと驚いた。
やだー、すっごい年寄りみたいじゃん。

今、FM横浜で、火曜日の深夜「リンゴの語り刻」
という番組があり、DJで近所の子が出ているらしい。
高校入って、あんなに活躍していたサッカーをあっさり辞めて
バンドやってるとは聞いてたけど
番組のDJ紹介によると、そのバンド「Mrs.GREEN APPLE」は
作詞・作曲・編曲・歌の全てを手掛ける大森(17)、ギターのひろぱ(17)、ドラムの綾華(19)、キーボードの涼ちゃん(20)で2013年春に結成した高校生を中心とするギターロックバンド、Mrs. GREEN APPLE。都内(渋谷・下北沢など)を中心に精力的にLIVE活動を行い、観た者たちに衝撃を与え、驚異的な成長を見せながら進化し続けている今話題のバンドである。
んだそうで、
オフィシャルサイトを見て、音源を聞いたら、なかなかかっこいい!
ボーカルの子が天才なのか。ラッドをわかりやすくした感じかな。
へえ、高校生だが完成されているなあ。

ギターのひろぱ(なんだ、このあだ名は)は、お腹の中にいた頃から
保育園、小学校までしか顔を見てない。
中学ではたぶん会わなかったと思う。
でも体育祭で、走る前に名前を呼ばれたとき
女子たちの「きゃあ!」が聞こえて
先生が「静かにしなさい」と言ったのは衝撃で
二女から「学校ですごくモテている」と聞いていたから
見てみたいものだと思ったが、たぶんすれ違っても
わからないのかもしれないなと思ってたんだけど
今、サイトを見たら、赤ちゃんのときと全然変わってない。
ベビーカー乗って憮然としていた顔のままじゃないか。

その子の兄と、うちの長女が同じクラスだったので
保育園の係の話し合いで、母たちが夜、緑町会館に集まったとき
保育園児は親が話し合っている間に、みんなで遊んでいるが
それに混ざれない小さい弟や妹は、親のまわりをうろちょろするしかなく、
二女はまだおっぱい飲んでは、はいはいの時代。
彼はひとつ上なので、しっかり立てるから
えいっと立って、施設の暖房器具をバンバン叩いていた。
娘はそんなちょっとお兄さんな彼のあとをついて
どうにか立ちあがっては、同じようにバンバン叩き
叩いては、顔を見る。叩いては、笑う。
という乳幼児ならではのコミュニケーションで
かなり長いこと遊んでいてくれたのを覚えている。
(有名な双子の冷蔵庫前のコミュニケーションの動画は
それを思い出した)
あの日、リズムの確認をしあった二人が
ひとりはバンドでギターを、ひとりは演劇でダンスを踊ったりしていて
面白いものだなあと思う。

ねえ、おきてる?ねえ、おきてる?
(2011/10)
ソフィー ブラックオール・作
もとしたいづみ・訳

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英語があんなに苦手だった私が、翻訳をやっているなんて
面白いものだなあ、というより
英語がなお一層苦手な私が、翻訳なんて
やってていいのか?

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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