迷い慣れた道ならば、正々堂々と迷えるのだが
今日は、自分の縄張りで、バスを乗りちがえて焦った。

上石神井駅のいつものバス停。
ここには「西荻窪行き」のバスしか来ないものだと
思っていた。

ずっと前は荻窪行きもあったのだけど
なくなって久しい。

地蔵坂上とアナウンスされたのはわかっていた。
しばらくすると「東京女子大前」と聞こえ
え? と見れば、どうやらバスはいつものように
左折せず、右折した模様。
ううむ、どうやらこれは吉祥寺行きだ。
吉祥寺まで乗って行って、西荻窪まで一駅電車に乗るか?
間に合わない。絶対に。
と思って飛び降りた。
いやいや、大丈夫。ちゃんとボタンを押しておりました。
いくらなんでも。

で、きつねにばかされた気分を味わいながら
バスが来るのを待ちながらとっとこ歩いた。

吉祥寺行きのバス停は少し先ではなかったのか?
と思って、今、バス停を調べると、地図の表示が重なり合っていて
よくわからない。
時刻表を見ると
平日・・・時刻表はありません、という表示。
土日はあるみたい。
時刻表がないとは、バスが走らないということなんだろうか。

遅れますと電話して、余裕で着くはずだったのになあと
バスを待っていると、なんだか関東バスの行先表示が今までと違う・・・
ような気がする。
どのバスも吉祥寺行となっている。そして小さく「西荻窪経由」。
西荻が終点のバスは廃止されたのか?
どのバスもゆくゆくは吉祥寺に行くことになったのか?

謎が解けるまでしばらく用心深くしていようと思う。

この間は、オーケストラの演奏を聴いたが
今日はオーケストラのカレーを食べた。
カウンターの端に座ったので、目の前では
大きな炊飯器でどんどんご飯が炊きあがり、
ほわほわに上がった湯気の向こうで
お兄さんがお皿にわしわしご飯をよそっていくのを
眺めながらおいしいほうれんそうとチキンのカレーと
香り高いチャイをいただきました。

おっとどっこい しゃもじろうおっとどっこい しゃもじろう
(2012/10/01)
もとした いづみ・作
市居みか・絵

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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