ぜっぱん!

ぜっぱん! 威勢のいい響きだが
著者にとっては縁起の悪い言葉である。
かつて雑誌編集者になりたての頃、
隣の部署への問い合わせの電話で
教えられた通り「その本は絶版だそうです」
と言ったら、電話の主が著者だったそうで
あとでえらく怒られたことがあった。
「絶版」は、著者には決して使ってはならぬ用語らしい。
しかも、訊ねても否定したり、言葉を濁らせたり、が多いのだが・・・。

「後高著につきましては、品切れ重版未定
というかたちをとらざるを得なくなってしまいました」
と手紙が来た。
ひとつの封筒に同じ文面が3枚。
それぞれ書名が違う。

丁寧で、私はありがたいと思う。

さて、絶版により貴重本となった。
古書店で高値になるとか、復刊の声が高まるとか
第二の人生を歩んでくれたまえ!(楽観的すぎ?)
の三冊を徐々にご紹介します。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

最新記事
検索フォーム