昭和最後の世代

先日、大学のサークルの「60周年記念」の集まりに出席した。
もう相当老人部に入ってるだろうなあと思ったら

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ちょうど真ん中。
ぎりぎり昭和最後の部門でした。
しかし一番元気なのは右側2コーナーで、
現役がちょうど自分の子ども世代の我々は
学生たちにも気を遣い、彼らも甘えがある。

例えば出て来たケーキに並んでいると
スーツ姿の男子学生たちがにこにことやってきて、
「どうぞ、お先に」と言う私達に、にこにこしながら
ケーキをほとんど全部さらってしまうという
「おい、こら!」なことがあっても
ついつい、自分の息子や娘もこんなことをしてやしないか
ふと心配になるといった具合。

そして傍若無人な年よりは、気分だけは学生時代なので
すごく元気で
「そこでのうのうと撮影している若いやつらよ、早くどけ!」
と、あくまでも強気なのである。

板挟みの我々はしかし、立ちっぱなしも疲れるので
「向こうにはさすがに椅子やテーブルが用意されてるのね。
行ってくるわ」
と同期に言い残して、2名で行ったものの
遠くから見ただけでも、とてもとても先輩たちの中には入っていけず、
すごすご戻り
「私たちが座れる空気じゃなかったわ」
と言うと
「でしょう?」。

しかし、さすがに皆さん不死身ではないので
メンバーを見ると、30年前にいた先輩方の
当時おそらく70.80代の方は見当たらない、と思った。
そのとき、一番中心になって熱心に活動していた方々が
おそらく私達ぐらいだったのだろうか。
あまり変わった様子もなく、お元気そうなのだ。
が、私たちはもっと急激に老ける気がするなあ。

仕事が山積みなので、一足先に失礼した竹橋の駅付近で
この音はなんだろう? と見回すと・・・

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小さなスペースのアパートメントに
雀が次から次へとやってきて
ちゅんちゅくちゅんちゅく鳴いては
またごっそり出て行き、また一団がやってくる
ということをやっている。

私たちは合唱団だったが、この雀たちも
なにかそういったサークルなのだろうか?

帰り、早稲田、高田馬場を通ったので
サークルの勧誘で電車も駅もものすごいことになっていた。
あやうくサークルの看板を高く掲げた学生のあとを
ぞろぞろと付いて行く新入生の波に飲み込まれそうになり、
逃げた。うっかり勧誘されるとこだった! なわけないか。

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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