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ほしのさんちの おそうじだいさくせん

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たまに「見つけました!」と著書が書店に並んでいる写真を
送ってくださる方がいて、とても嬉しい。

先日出たばかりのこの絵本は、原案が新津春子さん。
羽田空港の環境マイスター。
新津さんの清掃のノウハウは
今や世界中から引く手あまただ。

新津さんは、幼稚園や小学校、中学、高校で
生徒たちに掃除のやり方を教えていないことを指摘し
掃除のやり方を教えなくちゃだめよってことで
まずは未就学児版の絵本、という話が持ち上がった。

羽田に行って新津さんにお会いしたが
まず体の動きが素早く、美しい。
てきぱきと清掃するには、合理的に動かないと疲れてしまうのだろう。
17歳まで中国にいたので、
中国語寄りの日本語がきれいで(私は中国人の話す日本語が好きで
気功に通っていたときは、むしろそれを聞きたくて行っていた)
心の中もきちんと清掃されているかのような
なんというか一点の曇りもないすっきりときれいな状態なのだろう。
頭の中も整理されていて、話していると、とても気持ちが明るくなる。
それは決して押しつけがましい明るさではなく、
きれいに磨かれたガラスを通して、朝のおひさまの光がまっすぐ
差し込んでくるような、すがすがしい気分なのだ。

立て続けにテレビに出たので、スターとなった新津さんには
「羽田空港を一緒に歩いてランチする」みたいな
雑誌の企画もあったり、中国の一流ホテルの清掃を指導するとか
清掃について講演するなどという仕事がどっさりあり
とても忙しいのだけど、ありがちなマスコミの企画に乗せられる
といった様子ではなく、自分が是非ともやりたい
清掃のコツや、こう考えればいいよね、ということを伝え
間違ったやり方を改めてもらう狙いはきちんと伝えて
そのためにはちょっとは妥協してサービスするくらいのスタンス
なのではと思う。

「ゴム手袋しないで素手でトイレ掃除! 信じられない。
きたないよ。なんでそんなことさせる?」

そう言われれば、確かに「掃除」はきれいにする以外にも
「罰」として利用されてるなあ。

「ゴム手袋も、内側を洗ってない。外側だけ。
ひっくり返して洗わないと不潔」

そういえばそうだ。

この絵本は最後に新津さんからの、子どもたちへのメッセージ、
保護者へのメッセージが各1頁、書いてある。

羽田空港にも売っていた情報が来たが、
最初に載せた写真、下に他の本が埋もれてるなあ。
もしや、棚差しを平積みに乗せた?

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
絵本『ほしのさんちの おそうじだいさくせん』(つじむらあゆこ絵 ポプラ社)
絵本『ドーナツやさんのおてつだい』(ヨシエ絵 絵本ナビ)
翻訳絵本『あかちゃん新社長がやってきた』(マーラ・フレイジー作 講談社)
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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