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白山の社宅

何年か前、このブログに、昔住んだ懐かしい場所シリーズを
ときどき載せていたことがあり、検索で偶然見つけてくださった方がいた。

私が学生時代、住んでいた父の勤める銀行の家族寮に、
その方も2歳から中1までの約11年間、住んでいたという。

先日、絵本の勉強会の帰りに、茗荷谷の出版社の人が
「このあたりは昔、印刷屋さんが多くて・・・」
と言うので、懐かしく思い出し
「学生時代、白山に住んでいたけど、家までの道は
小さな印刷屋さんが点在していて、がっちゃんがっちゃん
音が響く中、野良犬がいてさあ・・・」
「ああ、昔はいましたよねえ。野良犬というか野犬!」
「そう! 筋肉隆々で、飼い犬とは別の生き物!」
と、話はそれたのだけど、私が大学3,4年のときだから、ええと
35年ほど前? その道を通って
コメントを送ってくださった方も住んでいた白山の社宅に
帰ったのだった。

私より2、3歳年下の方だと思うが、子どもの頃に住んだので
「アゲハの幼虫をとった、A棟の横の夏みかん(だいだい?)の木もまだ残っていて非常に懐かしかったです。」
とか
「もはや入ることは叶いませんが、思い出がたくさん詰まったところです。
いまでもあの社宅が時々夢に出てきます。故郷に近い感覚です。」
と、すみません、勝手に引用してしまいましたが
私の「野犬に怯えながら通った道」という思い出よりも
何十倍も濃く、いい時間を過ごしたのだろうなあとしみじみした。
コメント、嬉しかったです。ありがとうございました。

この、昔住んだ場所シリーズでは、大先輩の竹下文子さんも
反応してくださり、父も、そして母も同じ職場だったことが判明し、
滅多にわかってもらえない話題で「そうそう!」「あったあった!」
と盛り上がった。

「場所」には、そこに立つだけで、
記憶をふわっと取り出して見せてくれる力がある。

昨日は、鬼子母神に行き、そうそう、この橋の手前に
昔、架空社があって、初めて行くときに社長の前野さんが描いてくれた地図が
居酒屋しか書いてなくて、目白駅からは居酒屋しかないのか!
と思ったけど、実際行ってみると、
どうしてこんな小さくて営業していない居酒屋が目印になるんだよ!!
と思いながら(その謎はすぐにとけることとなる)歩いたよなあ、
と懐かしく思い出していたのだが
もうそのあたりはすっかり変わっていて、居酒屋どころか、
小さくてごちゃごちゃしたビルやら
民家(その中に掛布の実家があった)などはたぶん一掃されて
大きなビルがいくつか建っていた。

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橋のあたりもすっきりしてしまって
車が行き交う場所に細い枝と可憐なピンク。

ccxxxx.jpg


目白に向かうと、以前は確か道の反対側にあった絵本の家があり、
迷わず入って、しばし洋書絵本を眺めたが、英語の絵本といえば

sdfwerert.jpg

『あかちゃん新社長がやってきた』
マーラ・フレイジー作
もとしたいづみ訳
講談社

が、発売になっております。
前作『あかちゃん社長がやってきた』が原案となった映画
『ボス・ベイビー』もまもなく(3月21日)公開!

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劇場パンフレットの見本が届きました。
これ、版型のかわいさといい、裏表紙のぽっこりした
特殊インクといい、飾り罫といい、ノンブルといい
愛がつまったすごくいいパンフなので
お手頃価格だし、是非お買い求めください。
近年の劇場パンフの中で秀逸だと思う。

lkjhhh.jpg

中には、原案絵本翻訳者ってことで、もとしたいづみの
インタビューも出てますぜ!



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  • 2018/03/20
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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
絵本『ほしのさんちの おそうじだいさくせん』(つじむらあゆこ絵 ポプラ社)
絵本『ドーナツやさんのおてつだい』(ヨシエ絵 絵本ナビ)
翻訳絵本『あかちゃん新社長がやってきた』(マーラ・フレイジー作 講談社)
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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