もとしたいづみ は どうした!

作家もとしたいづみ の 働きっぷり

花が咲きました。


2017-07-11[1]

打ち合わせを終え、編集者とともにゑいじうへ。
ここはいつも四ツ谷三丁目の角をまっすぐ曙橋方向へ行き
どこかで左折、というざっくりした認識で
行ってみると「意外と遠くまで行く」という印象が残る。

出発の時点から、その意見が食い違った。
「そうでしたっけ?」
「意外と行くのよ。あ、そこの靴屋さん知ってる?」
「え、気づかなかった」
「面白いの。ちょっと見てみる?」
「はい」
なんて余裕の出だしだったが

この辺を曲がるんだよね、たしか。
あれ? こんな道じゃなかったよね。
違いますね。
次?
ちょっと違うような
違うよね。でも行ってみる?
じゃ、さっきの道か。

なんて段階では、わたしら方向音痴の世界で
迷ったとは言わない。

しかしスマホを会社の忘れた用心深い編集者は
「これは聞いた方がよさそうです」
と言う。
そう、この判断がつかないのがザ・方向音痴なのだ。

こっちから行ってみて、そこらで曲がってみる?

と、なおもぐるぐる歩けばいつかは着く方式の私に
「いえ、会社に電話してみます」
と言うので、調べてもらってわかった。

あー、あと一本先だったんだねー。
と、私はもうこの時点で全てを忘れるが
用心深い編集者は、前後を見て記憶している。

1階の作品をざっと見て、芳名帳に名前を書いている・・・・
はずの編集者が「ああ」と小さく呟き
会社名の「版」がわからなくなったと言って
「恥ずかしい」と、さんざん迷った「版」の字をぐるぐるに潰し
正解の「版」を書いた。
ど、どうしたんだ!
入社して相当経っていると思うが・・・。
その上、ギャラリーのオーナーに
「版という字がわからなくなった」
「版という字は難しいですよね?」
などと同意を得ようとしている。
暑さでおかしくなってしまったのだろうか。

2階に上がり、きくちちきさんの素晴らしい作品を鑑賞し
感動し、大きな猫たちの絵がほしいなどと言い合った。
ほんとにあの作品は、襖絵にでもなればいいのに。

「私はそこでお買い物してから帰るから」
と駅で別れたが、買って帰ろうと思った八竹で
すぐに食べたくなり、、次々と持ち帰りのお客が来る中
茶巾寿司と穴胡巻を食べた。

お店を出たら、あ、そうだ、のど飴を買って帰ろうと
新宿御苑前の駅のそばにあるイスクラ薬局に寄った。
ついでに食べすぎのときによく聞く漢方で・・・えーと
名前は出て来ないが「晶」の字がついた記憶がある
それを「胃の働きを良くする、しょー・・・」と言うと
これ? これ? とどんどん出て来る。
水晶の「晶」だった気がすると言うと「晶三仙」が出て来た!
そうそう、これこれ。山査子がメインの、甘酸っぱい味!
でも、ドライの山査子の実を食べても効くわけではないと
以前近所の漢方薬局で聞いた。

薬局を出て、せっかくだからと新宿御苑の外側の通りを歩こう
と思ったが、閉園と同時にここも入れないのかなあ。
仕方なく緑を眺めながら会社帰りの急ぎ足の人々に混じって歩く。

170713_1747~01

閉まっております

KCghj29fgjff8g005.jpg

でもこういう古い建物は好きなので・・・ん?

KC4864gjds02.jpg

屋根の右側下。
白い部分のすぐ左。
緑のものが見える。
すくすく育っている何かの植物。
これにいつか「花が咲きました。」となるのだろうか。

伊勢丹の地下に、
フランスのアルザスのジャムがあったな
と思って向かう。
ジャムの天使と呼ばれるおばさんが作ったジャム。
いつも見るが「高っけー!!」と心の中で叫んで買わない。

自分を試すように、また手に取る。
いやいや、どう考えても
これは高いでしょ、と思う。
2千円以上、こんないちごジャムに出せない。
作り方がわからないものや、
フランスならではの食材ならば
試しに買ってみてもいいけど
だっていちごを砂糖で煮詰めたジャムでしょー?
いつも作ってるもの。
やめた。
現地で、これが日本じゃ2000円以上すると言ったら
お~うららー!
と驚くはずだ。
ジャムは買わなかったが、途中でいろいろ買い物したので
相変わらず両手に荷物を持って帰途についた。

こんなはずじゃあなかった。
八竹で大阪寿司を買って
さっと帰って原稿を書くつもりだったのだ。

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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