ムーンライトとSAP


また間隔が空いてしまった。

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朝ドラ「ひよっこ」の少し前、
テーブルに置かれたお皿の上のクッキーを見て
「あ、森永のムーンライトだ!」と思って買った。

が、久しぶりに買ったムーンライトは、
明らかに小さくなって、個装になっていたし
味は今風に違っていた。

マリービスケットもチョイスも、
ガタガタの長方形でクリームをサンドしたものも
もっと素朴な味だった。
それを今食べておいしいと感じるかは別問題だが
いやー、これじゃないんだよなあと思うのは
寂しい。

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前回の久々国立の数日後、またもや国立へ。
待ち合わせの時間までかなり余裕があったので
気分のままにふらふらと。

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ん?見覚えのあるロゴ。
なんだっけなあ、と記憶を辿りながら店に入って
ああ、そうだと思い出した。

でも当時は草木染の毛糸のお店。
ずらーっときれいな糸が並んでいて
これは雑誌の誌面でさぞ映えるであろうと
取材を申し込んだのだった。

人懐っこい笑顔の女性が座っていて
瞬間、この人にインタビューしたんだった! 
と思い出した。

30年前に雑誌記事のために来たことを告げると
30年前に店が出来たのだと言う。

私は編集者になり、1ページを任され
店の取材を企画し、
最初は花屋、次にこの店を取材したのだと思う。
とりあえずプロとして文章を書いたのは
この仕事が最初だったと思う。

SAPが今、並べているものは、
冷え取りのソックスなどいわゆる自然派の雑貨で
一時期、靴下の重ね履き、やったなあと懐かしみつつ
せっかくなのでちょっと上等なものを買った。

これもまたある意味、ムーンライトのように
ちょっと形を変えて懐かしいものだったが、
彼女が「よくこの店、もったと思わない?」
と言ったように、店一軒、つぶさずに続けたのは
どんなに大変だったろう。

帰り道、30年前の取材のときの光景を思い出した。
明るい色の木をベースにした店の奥に
ちょこんとかごが置いてあって、そこに赤ちゃんが寝ていた。


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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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