大阪

大阪に行ってきた。

京都に行きたいんだけど
でも今回は大阪に絞って
大阪オンリー。

神戸さえ行かない。
ええもう頑なに大阪だけ。

でもどうして大阪なんだ?
と思いながら、家を出た。

10歩ほど歩いたところで
左足の第一指、つまり親指がちくっとする。
ん?
歩くたび、ちくっちくっと痛い。
靴の中に何か入っているのかと
靴を脱ぎ、片足になって
靴下及び靴の中を点検。
特になにもない。

歩き始める。

が、また数歩行ったところで
今度はかなりちくちく痛い。

なんだこれは?
左足の親指に重心をかけないように
駅まで歩きながら、ううむ
大阪を歩き回らねばならないのに
これはまずい!
行くな、ということか。
足の親指って・・・
痛風?
こ、これが痛風なのか?
前立腺がんと共に思ってもみなかった痛風。
あれって女も罹るのか?
ビールも飲んでないのになあ。

しかしこの痛みは小石の混入などではない
限定されたそこだけの痛みだ。
そうか、痛風はこんなに痛いのか。
これじゃあ、歩けないだろうなあ。
と、世の中の痛風のおじさんたちに同情し
駅に到着。たって、うちはほとんど駅なので
2分ほどのこと。

すぐ電車が来たので、乗る。
相変わらず左の親指に重心がかからないように
立つ。が、痛い。きりきりっと痛む。
満員電車の中、迷惑にも靴を脱ぐ。
再び靴下の表面を手で払ってみる。
そっと靴に足を入れて、どうしたもんだかと思う。

まもなく電車は高田馬場に着き、
びっこをひきながら降り、エスカレーターへの波に乗ろうと思ったが
ふと引き換えし、ベンチに座る。
車内で具合が悪くなった様子のおじさんが
しんみり座っているその隣で
靴を脱ぎ、靴下まで脱ぐ。
冷えた弱々しい足が出て来た。
手で親指の裏に触れると、固い物に触れた。
見ると、ん?
棘が刺さっているじゃあないか!
えいっと抜く。解決。

しかしなんでまたトゲなど・・・
ライバルがバレエシューズに画びょうを入れる的な嫌がらせか?
ライバル・・・誰?

でもま、良かった。
というわけで私は大阪へ旅立ったのであった。
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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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