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ラブリー恩田


言葉でその面白さを表現するのが難しいんだが
なんかもうじわじわと込み上げる面白さが
好きでたまらない。

ラブリー恩田。

いろんなネタを持っていて、
今回新作の、すっかりバイオリンになっている芸がすばらしかった。

みかけはすっきりきれいな女性(40歳)なのだ。
クラウンと名乗ってはいるが
どういうジャンルと言えばいいのだろう?
まあ、とにかく面白いから一度見てほしい。

アキレス腱断裂からの復活記念の
ショーに行ってきた。

サガルマータ~高い所が好き~

サガルマータとはネパール語でエベレストのこと。
ビルの最上階で世界一高い国ネパールの
お料理を堪能しながら、高い所が好きな
ラブリー恩田のクラウンショーを楽しむ夕べだった。

料理はダルバート。
ダルは豆でバートはご飯。
真鍮のトレイにご飯と豆スープ、カレー、野菜の惣菜、ピクルスなどが
乗っている定食で、これをビビンバのようにぐちゃぐちゃに
よーく混ぜて食べるのがネパール流なんだそうで
ラブリー恩田さんは、ショーの最中にも
みんながちゃんと混ぜているか相当気になるようで
「まだ白いご飯が見えますけど、ちゃんと混ぜてくださいね」
などとお節介を焼く。

161016_1821~01

でも日本人は抵抗があるんですよねえ。
これを全部ぐちゃぐちゃに混ぜるのは
結構抵抗がある。
カレーをちょっとご飯にかけて食べてみたり、
ピクルスをつまんでみたり、
一通り、様子をみるのだ。
ひとつひとつの味を確認したところで
おそるおそる混ぜてみる。


ステージがあるわけではないので
ラブリー恩田さんが所狭しと動き回るのを
かいくぐるように、料理を運ぶ人がいて、
料理を運ぶ人を気遣って、恩田さんが遠慮する。
ネパール人かどうかわからないがお店の人は
恩田さんのショーを不思議そうに見ているが
あまり気にしないようにもしていて
ショーも料理も楽しみながら、恩田さんが
アキレスを切ったときから知っている人たちが
ちゃんと動けている! 完璧に回復している!
と喜んでいる空間はとても幸せに満ちていた。

お店のお手伝いの少女が、床でひっくり返っている恩田さんを
覗き込んで心配そうにしているのもほほえましかった。

だいじょうぶよ。このひと、へんなにほんじん。
それみてわらうわたしたちも、へんなにほんじん。

オリエンタルテーブルAMA、おいしかった!
 

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もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
絵本『ほしのさんちの おそうじだいさくせん』(つじむらあゆこ絵 ポプラ社)
絵本『ドーナツやさんのおてつだい』(ヨシエ絵 絵本ナビ)
翻訳絵本『あかちゃん新社長がやってきた』(マーラ・フレイジー作 講談社)
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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