もとしたいづみ は どうした!

作家もとしたいづみ の 働きっぷり

貝の小鳥


貝の小鳥で赤い帽子の貴婦人を見た。

なんのこっちゃ? と思う方もいるでしょう。
というか、そう思ってもらおうと思って書いたんだけど。

目白に「貝の小鳥」という素敵な絵本の古本屋さんがあって
立ち寄るたび、
ヨーロッパの田舎にある小さな本屋さんのような雰囲気に
ほっとする。

そこで25日まで(11~18時)
伊藤夏紀さんの個展をやっている。
タイトルは「赤い帽子の貴婦人」
とてもいい。
ポストカードをたくさん買ってしまった。

160921_0917~01

冷たい雨がけっこうじゃかじゃか降る帰り道、
「志むら」であんみつでも食べようかしらと
階段を登る前に上を見上げたら、
わわ、学生風の男女がいっぱい。
なんで?
は! かき氷?
まだかき氷なの?
そう、ここはかき氷が有名ではあるが
あんたたち、もう夏は終わったのよ。
さ、帰った帰った。
こんな寒い日にかき氷なんか食べたら
お腹壊すよ!
ほら、降りなさい! 
という言葉の数々を飲み込んで
大人しく和菓子を買って帰った。

仮に「〇日に、志むらのかき氷食べに行こう」
と約束したとする。
でも、その日が近づくとどんどん寒くなって
当日は雨。かなり寒い。
となったとき
「ねえ、かき氷、どうする?」
「ちょっと違うよねえ。やめない?」
となるんじゃないかと思うけど
それはおばさんだからだそうで、
最近の若い子たちは、そういうの
あんまりないみたいなのですよねえ。

携帯で小まめに連絡取り合うくせに
そして時間などはアバウトなくせに
日にちや場所や目的は、なんだか妙に律儀に変更しない。

暗黙の変な取り決めがあって
ここから先は踏み込んではいけないとか
家族や体調のことは聞かないとか
大事なことに限って触れない傾向がある、ような気がする。

どうなんだよ、あなたたち。
こんな雨の寒い日にかき氷かよ。
えー、やめない?
と言ったら、わがままだと非難されるかなあ?
「え、なにそれ。私行ったことない!」
と言っちゃったあなただって
みんな集まってくれたのはありがたいけど
今日は別の店にしない?
って言ってもいいんじゃないの?

と、私が階段の下から説教しても
目くばせして笑って無視するんだろうなあ。





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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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