町田


町田に行ったのは人生で3回目だ。
1回目は30年ぐらい前。
にぎやかになったとは思っていたが
駅付近にマルイとか小田急百貨店とか
ルミネとか東急とかそんなのがいっぱいあって
あとはリス園とかでっかい公園なんかが
やたらとある、自然豊かな中に都会を作ったという
そんなイメージだった。

このたび、またもやエイサーの演舞をやるので観に来い
という指令が下り、中野、新宿に引き続き
なんでこんなにもあっちこっちで始終エイサー祭りがあるんだろう?
今までちっとも知らなかった、と町田に向かったはいいが
駅前というのがあまりにも広大で
祭りがどこで行われているんだかさっぱりわからない。
うろうろ探して、聞いたりしているうちに
娘の団体の演舞が終わってしまい
「えー、また見られなかったの?」などとメールで叱られて
こうなったら最後の演舞を観て帰ることになった。
町田くんだりまで来て、道に迷っただけで帰るのも癪だし。

隙間の時間は、沿道でピクニックシート広げて
他のエイサーを見学している人のような
オリオンビール飲んで焼きそば食べたりする
そんな祭りを満喫する気はないので、
そうだ、前に雑誌に「町田仲見世商店街」が楽しい
と書いてあったなと思い出し、ビルの谷間のどこかにあるのだろうかと
むやみやたらに歩きまわっていたら、いやあ、町田って面白い!
古い店もぽつぽつあって、活気があって、いいなあ、町田!

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ビルの中に納まってはいるが、店の中は昔のまま
という感じの乾物屋さん。

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こんな店もまだ残っているし・・・・
あ!!

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その隣が仲見世だ。
うわあ、こんなに狭いのか!
嬉しいなあ。

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吉祥寺のハモニカ横丁のようだから
きっとここも闇市だったんだろうなあ。
マグロの店や雑貨屋などあるが
ハンバーガー屋、ラーメン、バー、たい焼き屋・・・。

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オシャレな店もけっこうある。
腰をかがめて入らなくてはならない店。
茶室か?

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かと思うとこんな場所もあったりして。

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タイ料理屋がおいしそうだったので
ガパオプレートを食べた。
前の店が本屋。
シャッター閉じてどのくらい経つのだろう?
ここに限らず小さな書店は大変だものなあ。

アジアの路地のような雰囲気のこの通りを歩く
若者やファミリーはどことなく高円寺や西荻な感じだった。

町田。好きだ!

と思って、今日はときどき歩く落合のあたりの路地を
入ろうとしたら・・・なんと、車が止まっていて、
道幅2メートルもないような、家と家の間の
小さな路地をアスファルトで埋めようとしているではないか!

小さな草花がかわいく咲き、ドクダミも可憐な花をつけ
たまにきらりと光るタイルの破片が見え、
真夏はこの路地に入ると、アスファルトの照り返しがない分
おそらく気温は5度ぐらい低くなっていて
ほっとする通りだったのに。
こーんな狭い、短い路地を埋めて、どうするというのだ。
悲しい。

東京都は五輪に向けて、路地や土を全て覆いつくそうとしているのだろうか。
いや、都の要請なのかわからないけど。

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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