正しい北京語

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中国の人に会う機会があったので
北京語に訳された(らしい)絵本を持参した。

その前に、一応「母国語は北京語ですか?」と聞いた。
そうだと言うので(もちろん日本語で)
北京語に翻訳された絵本『ふってきました』を差し出して
「私の書いた絵本の北京語版が出たので
差し上げます。私にはさっぱりわからないのです」
と言った。

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彼女は、さっそく開き、
これはとても正しい北京語であること、
しかも簡易な、つまり難しい漢字を使っていない
北京語であると説明した。
「お~う、それを聞いて、私、安心したよ」
と日本語で伝えると、
「あなたはこれを翻訳したのか?」と言う。
いえ、違う。
「では、この(と奥付を見て)中国の出版会社の人と関係があるのか?」と聞く。
会ったこともない。

「これを書いた人は(と、プロフィールを読んで)
著名な作家です」
あ、それ、私、私!
「日本で賞を受賞したとある」
はい、取りました、取りました。

隣にいた人が、
「この人が、これを書いた作家だそうですよ」
と言ったら、それまでとても冷静だった中国人が
「・・・えっ!」
と、ものすごく驚いて、椅子に座っていたのに
ざざっと後ずさりして、途端に別人の顔になり
「ごめんなさい」
と何故か謝るので、こちらこそたまげた。

それまでほとんど笑わない冷静な頭のいい
エリートの女性、という顔だったが
急に、なんというかかわいい女の顔になった。

男ならここでギャップ萌えってところでしょうか。

私がもし、予想外のことにびっくりしたら、
それまで「むすっとしたおばさんだ」ったのに
急に「呆けたおじさん」になった
という変化だろうか。
ギャップ萌えする?

『ふってきました』


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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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