カルーセル

先日のとしまえん。
「としまえん」といえば、カルーセル・・・麻紀
じゃなくて、カルーセルエルドラド。
休園なので、これも運休、というの?
だけど、雨がしとしと降るちょっと肌寒い朝(開園と同時に入った)、
誰もいない広い園内を歩いていると、ふっと気が遠くなるような
夢の中のような気分になるもの。

160628_1012~01

おお! なんかわかんないけど明かりがついた!
いよいよ夢の中で何かが始まるような気がしてきた。

160628_1013~01

160628_1013~02

回転木馬(ああ、この響きの方がいいな)は動かないので
自分が動いて写真を撮る。
と、まるで動いているようだけど。

160628_1014~01

馬も人(?)も、天使も天女(?)も、顔がやけに
庶民的な、日本人ぽいような・・・。

160628_1015~01

このとしまえんの回転木馬は、2010年に『機械遺産』に認定されたらしい。

えーと、このカルーセルをざっと説明すると・・・

この元になるものは、1907年にドイツのヒューゴー・ハッセによって作られた。
当時は「トロットワール・ルーラン(動く歩道)」と呼ばれ、
世界最大にしてもっとも豪華なカルーセルと言われていた。

24体の木馬をはじめ、豚やゴンドラ、馬車などすべてが木造で手彫り。
天使や女神など全体に施された精巧な美術工芸は、
当時全盛だったアールヌーボー様式の豪華な彫刻作品で埋め尽くされている。

製作者のヒューゴー・ハッセ(1857-1933)は機械技師で、
カルーセルを蒸気機関で動かす仕事を請け負っていたが、
蒸気機関の整備士としてカーニバルを回るうち、
自らもカーニバル業を始め、次々と遊戯施設を制作し、
「遊園地業の王様」と呼ばれる。

遊園地業の王様・・・。

この豪華なカルーセルとともにヒューゴーはヨーロッパのカーニバルを巡業した。
少し前の映画なんかでは、遊園地はサーカスみたいに巡業だものね。
ある日、いきなり広場に現れる。

しかし戦争や、カルーセルの移動には莫大な費用がかかるため、移動が困難になる。
ヒューゴーはアメリカの遊園地にカルーセルを移すことを思いつき、
1911年、ともに制作に携わった弟にカルーセルを託し、
ニューヨークのコニーアイランドにある遊園地スティープルチェイスに送り出した。

カルーセルはスペイン語で“黄金郷”を意味する「エルドラド」と呼ばれ、
1964年に閉園するまでコニーアイランドの名物として多くの人々を楽しませたが、
遊園地が閉鎖されると「エルドラド」は解体され、ひっそりと、倉庫に収められた。

その噂を聞きつけたとしまえんが購入し、
1969年「エルドラド」は貨物船に乗せられ、
太平洋を旅して日本にやってきた。

解体された「エルドラド」は、専門家の監修による修復作業を経て、
製作当時の姿に復元され、1971年から再び子供達の夢をのせて回り始めた・・・
と、いかにも今までに児童書になっていそうな話だ。
検索すれば出てくるだろうか?

160628_1016~01

大きさのバランス、これでいいんでしょうか?

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

最新記事
検索フォーム