築地「天まめ」

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この店の素晴らしさをなんと説明したらいいのだろう?
天は「寒天」、まめは「豆料理」で「天まめ」。
考えたらこのふたつを専門にしている店は
他にないのではないだろうか?

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生寒天は伊豆七島の神津島産天草から店内で煮て作る。
豆も、素晴らしくおいしい。
お母さんが家族のために作ってきた得意な豆料理を
出しているからだろうか。
最初にピクルス食べるといいのよ、ってお母さんが言って
テーブルに出すような感じで、まずはピクルスが出てくる。
ちょうどいい味。おー、野菜のピクルスの下に赤えんどう豆!
驚くと、「ちょっと、これどうかなと思ってやってみたの」
「おいしい!」「そう? よかった」と、まさにお母さんの味なのだ。
煮豆はほんとに難しい。
前に築地の豆屋さんで、コツを聞いたことがあった。
豆屋のおやじさんは「分量を同じにすること!」と言った。
毎回、いろいろな分量でいろんなふうに煮ると、
いつまで経っても決まらない。
同じ分量で同じ鍋、同じ調味料、同じ時間でやれば
いつでもおいしくできる、と。
いやいや、そこまでじっくり極めることができないからさあ・・・
と思っていたけど、ここの煮豆、茹で豆、あんこがあるなら
もう「天まめ」行けばいいじゃないかと思った。

寒天に、評判の香ばしい黒豆きなこをかけ忘れたので
お皿がすっかり空になった後に、ひとくち食べた。
「年配」(まだこだわっている)の私たちの口中は
もう水分が少なくなっているので、お茶でも飲んでから
入れるべきだった。
詳細はこちらに→★
 せっかく「友人」としてくれたのにすまぬ。

店主の藤田さんは、栄養士を経て、体にいいものは
こういった料理なのだ、と、ここにたどり着いたらしい。
こじんまりとした美しい佇まいの店で
昨日はランチをいただいて、
そんなにたくさん食べたわけでもないのに
この満足感はなに? と思いながら
浅草に向かったのでした。

食レポか?

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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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