もとしたいづみ は どうした!

作家もとしたいづみ の 働きっぷり

ラーメンたべたい!

普段、外でラーメンを食べることは
ほとんどない。
前に友人に連れて行ってもらった
西荻窪の「いしはら」には、
その後、ふらりと年に一度ぐらい行く。
おばさんが一人で入りやすい店だし
その昔、祖父母が西荻で出していた店の
ラーメンの味にちょっと似ているのだ。

この間、友達が、今日食べたラーメンの写真を
送ってくれた。それがすごくおいしそうで
なんとなく心のどこかに「お店のラーメン」があった。

子どもの頃は母が、鶏ガラで出汁を取って
さすがに麺を打ちはしなかったが
麺を買って来てラーメンを作った。
インスタントや、祖父母の店以外の
ラーメン店で食べることがなかった。
そういえば昔はラーメンだけのお店ってなかったよね?

で、今日、池袋西武のデパ地下を歩いていたら
新小岩の一燈というラーメン屋が出店していた。
知らない店だ。ふうん、おいしいのかなあ?
煮干しの出汁とあるからさっぱりしてるんだろうなあ。
カウンターに人が2人座っている。
ぐるぐる歩いて、遠くにその店を見て
やめておこう、いや食べてみよう、と考えながら
次にたどり着き、おばさん率がかなり高いので
(デパ地下だしね)あっさりしたタイプなのだろうと判断し、
3つある「煮干し出汁」「醤油」「つけ麺」のうちどのラーメンにしようかなと
見ていると、注文を聞かれ、「煮干し出汁」と即答してしまったので
突然「ラーメン屋に並ぶ人」になってしまった。
ラーメン屋で並んだのは旭川で一度あったが、あとは記憶にない。

そんな初心者なので、それが珍しいのか
結構ふつーのことなのかわからないのだけど
後ろの男性が、その3種類のラーメンを
一杯ずつ、と頼んだのだ。順番も指定していた。
すごく太っている人を想像して振り返ったら
背は高いが普通の体格の50代とおぼしき男性だ。
ちょっとゆっくり目に食べながら観察していると
まず腕時計をテーブルに置いて
目の前のレンゲなどを並べたりしている。
時間をはかるのか? と思ったが
ほどほどの速度で食べ終え、次のが来る前に
器を下げようとした店員に「あ、これは使います」
と、レンゲと箸を取ろうとしたが、置く場所もないので
下げないでもらって、待機している。
調査中なんだろうか? と思ったが
ただのラーメン好きのおじさんにも見える。

さて、次のが来た。が、一瞬で「あ、これは違いますね」。
最初のが再び来てしまったのかわからないけど、きっぱりしていた。
順番は妥協できない! といった態度であった。
待っている人がいたので、おじさんの正しい2杯目が来たときに
私は出てしまったが、ラーメン3杯ぐらい普通?
そういう食べ方ってよくあるんだろうか?

甲冑を着けた人がラーメンを食べている。
願いが叶うキャンディーを食べて
「ラーメン食べたい!」と言ったのだ。
この人は、口の中にキャンディーを入れながら
ラーメンを食べているのだろうか? と
ふと心配になる。
自分で考えた設定なんだけどね。
キャンディーがとけてしまうと、叶った望みも消えてしまうのだ。

でも、石井聖岳くんの絵が、そんなことはどうでもいい
というような気にさせてくれるのだよねえ。さすがだわ。
この本、すごく楽しいから、ひとりで走り回ったりして演じられるように
練習しようかなあ。

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『キャンディーがとけるまで』


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プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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