骨盤矯正


国立のギャラリー「ゆりの木」に
市居みか個展「ちいさなひかり」を観に行った。
タブローや 絵付けをした漆器など
絵本原画展とはまたちょっと違った展覧会。

久々に国立に行った。
ゆりの木も久しぶり。
ちょっと明るくなった画廊とつながった
隣の店のガラスの器を見ていたら
ああ、私けっこうここでガラスの器買ってたわ
と思い出した。
全て震災で割れた。

3.11のとき、私が自宅に戻れたのは、もう3.12だったけど
食器棚から落ちて割れた食器は全て片付けられていた。
だから割れたものリストは頭に入っていない。

ときどき「あ、これは、あのお皿に入れると・・・」と
食器棚の前に立ち「割れたのか・・・」と気づくのだ。
なくなったものはなかなか思い出せない。

国立の、以前はなかった駅ビルで汗がひくのを待っていたら
60代とおぼしき男女が隣の席で話していた。
夫婦だろうか・・・兄妹だろうか・・・。

話題はマイナンバーから、親戚の話までさまざまだが、
全ては女性が提供した話題に、
男性が「そんなものはな・・・」とばっさり言って
女性が「あら、そうなの」と語尾を小さくして終了
というパターンだ。

途中で私は男性の発言に
「いやいや、そういう話じゃないでしょう」とか
口を挟みたくなったが、堪えていた。
俺は何でも知っている。という態度なのだ。

話題は「〇〇ちゃん」の歯並びが悪いという話になった。
「そんなものは、そこにもあったろ。矯正・・・
骨盤矯正とか書いてある看板、そこで矯正すればいい」
「へえ・・・歯の矯正もやるかしら」(ちょっと鼻で笑う感じで)
「やるだろ」(自分でもそれはどうかと思っている風に)

「やらないよ!!」とテーブルをバン! と叩いて
立ち上がる自分を想像しながら、
ああ、ここで原稿書くのは無理だわとお店を出た。

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毛づくろいのところ、失礼します。

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「下半身はどうなっているの?」
「え?」

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「しっぽを小脇に抱えてる?」
「なんだと? そんなのどうだっていいだろう」

近況その2

ニコも11歳になり、さすがに痩せて来たかなあと
上から写真を撮ってみたけど・・・

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そうでもないか。

チャサンポー開催中の西荻に行った。
参加100店というだけあり、
地図を持った人がうねうねと歩いていた。

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ウレシカの紙コップはとても捨てられなかったので
持ち帰った。

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西荻郵便局ではキットカットをもらった。
開局80周年、ということで歴史を教わった。
中学の同級生である千鶴ちゃんが今、局長だが
その前はお父さん、そして開局したのがおじいちゃん。
ってことで、この写真は千鶴ちゃんのおじいちゃんなのだ。

吉祥寺パルコで開催されていた
樋上公実子さんの『フルーツパフェ逍遥』のミニ原画展
にも行った。

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打ち合わせの帰りに、失われつつある東京の景色を。

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梅雨らしかったり

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そうでもなかったり

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な日々。

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おいしいものを食べて…
不調があれば輪ゴムを巻く。

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この事典で当てはまる症例を見ながら
輪ゴムを巻いていたところ・・・手足が輪ゴムで
ぐるぐるになっていた。
整体でお世話になっている先生の著書で
前回の本と違い、いろいろなので楽しめる。

昔、おばちゃんってのは手首に輪ゴムを巻いていたものだが
あれはなんだったんだろう?
ゴムで何かをしばることがそれほど多かったとは思えないが
家事には欠かせないムードがあった。

近況その1


ツイッターにかまけて、
ブログはすっかりご無沙汰になっていた。
えーと、何があったっけなあ。

新沢としひこ35周年コンサートに行ったり
講談社出版文化賞贈呈式&パーティー&二次会で
列席の方々のエピソードを収集したり
(何をしに行っているのだ)
そうそう、食事会がとても多かった。

あちこちであじさいが咲き誇るのを見たし

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ベランダの枇杷は今年も実をつけた。
去年より濃い味で甘かった。

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保育園のおやつに出た枇杷の種を持ち帰って
ベランダのプランターに植えたのは次女だ。
このあいだ成人式の前撮りを済ませ、もうじき二十歳になる。
相変わらず踊ってばかりで
小学生が「運動会見に来てね!」と言うのと全く同じノリで
演舞を観に来いというので、まあ、今回は近いしってことで
行ってまいりましたが、若者は暑い中、あんなに激しい演舞を
続けられるが、こちとらお年寄りは立って見ているだけでへとへとだ。

最近「ひよっこ」の影響をもろに受けて
クリームソーダを頼んでいたが、
これだって結構体に堪える
冷たい+炭酸+乳製品だ。
よろよろと入った、昔ながらの喫茶店「タカセ」で
悩んだ末、アイスなしのソーダ水を飲みました。

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エキストラのような人々が写り込んでいた。

猫の肖像

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『猫の肖像』倉敷意匠分室 第八篇
カタログなんだけど、見応え、読み応えのある
絶対欲しくなる(カタログが)本だ。

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カタログってそもそも、眺めていて楽しいものだし
いろんな発見があって、夢が膨らむ。

以前、『すっぽんぽんのすけ』を読むのに
ちょんまげを被ろうと思い
(あ、自分一人で読むのではなく
みなさんの前で読むときです)
吉祥寺のLOFTに行って、宴会用コーナーで
改めて見れば結構種類の多いちょんまげを眺めた。

殿様ちょんまげでもないし・・・町人かなあ・・・
これはもう志村けんのバカ殿用だよなあ・・・
と悩んだ末に、欠品の物があったんだっけ?
いや、何か質問があって、店員に聞いてみた。

すると奥からカタログを持ってきて
えーとー・・・とページをめくっている。
のぞき込むと、まあ、お店に並んでいるより
ずっと多くの種類があり、
「リモコン付き」という文字が目に飛び込んだ。

「え!! これは、つまりちょんまげを被ったまま
リモコンで動かせるってことですか?」
「そうですね」
店員も半笑いだ。
これはもう絶対欲しいでしょう。
子どもたちがどんなに喜ぶだろう!

在庫がないということなので注文して
到着を待つことにした。

はたして後日、お店から電話がかかってきた。
「お客様の注文されたちょんまげリモコン付きは
廃盤のため現在製造されていません」
と言うのだ。

えー! それは残念。ちょんまげリモコン付きがないとは!

ということで、他のシンプルなちょんまげにしたのだけど

それも長年被り「かぶりたいー!」「いいよー、順番順番」
なんてことにもなったりして、そのうちゴムが溶け、
ちょんまげの毛がぼそぼそになって、横に折れ、
ちょっと恐ろしい物になってしまったので引退してもらった。

でも、あのときちらっと見せてもらったカタログ。
実はたいそう面白くて他のページもめくって
うひゃらうひゃら笑い、
「あの、このカタログは売ってないんですか?」
と聞いたけど、冷たく「売ってない」という返事だった。

ジョン・バーニンガムだったか、誰だったか絵本作家が、
子どもがカタログを喜んで見ているのにヒントを得て
いろいろな物が並んでいる絵本を作った
なんてことを言っていたような気がするが
眺めて楽しい読んで楽しいカタログ的な絵本
どうだろう?

朗読とスーツケース


本日は、お忙しい中、
神楽坂まで来ていただいた方々、
ありがとうございました。

小説の朗読を披露した。
打ち上げのとき
「今日もとしたさんが一番うまかったのは犬。次がおばさん」
・・・男その1、男その2、と続くのだが
「犬は外さないですよね」
と、なんか褒められてるようだけど、
犬の登場は「わん!」の一言だけなのだよ。

朗読はつくづく奥が深い。

多田慶子さんが朗読した
町田康妙訳『宇治拾遺物語』、こぶとり爺さんは
読んでいたし、自分でも音読したけど
やはり全然違う。もちろん技術や才能の差もあるけど
キャラも違えば間や声の高低、速度。
文章の解釈も違うし、想像する世界も、
どんなふうに伝えたいかも、人それぞれ違うのだ。
同じ文章なのに。

人前で声を出すのは小学校以来、という
今回初登場の出演者が、エッセイを読んだ。
え? 自分の話? 自分の話をしてるの?
と誰もが思ったほど、ひとりひとりに
ずん!! と伝わって来た。
硬球をしゅっと投げられて、自分のグローブにばすっと
入ってきた感じ。
私は彼女がそれを朗読するのを何度も聞いているが
今日もつい「え? なに? 自分の話?」
と思ってしまった。

私は自分の書いたエッセイを読んで
こんなにも聞いてる人の心に届いているだろうか。
いやあ、ないなあ。
自分と書いたものの間にも距離があるし、
自分とお客さんの間にも距離がある。
まだまだだなあ。

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昔は海外へ行くとなれば、このくそ重い
サムソナイトのスーツケースをごろごろごろごろ
持参したものだが、今これを持ってどこかに行け
と言われても無理だと思う。
今は衣替えのときしか登場しない。
夏服を出すと、狙っていたかのように
瞬時に入ってとぼけている。

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どけ、と言うがのう。
いろいろと忙しくて、どいてる暇はないのだ。

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どうだ。

悲鳴は出ません

南阿佐ヶ谷の、どっちかというと中華料理屋、
「オトノハ」の料理がすごくおいしい。

それに器もたいそう素敵にかわいくて
小皿が出て来たときは、あんまりかわいくて
娘と一緒にあやうく悲鳴をあげそうになった。

いや、悲鳴なんて出ませんけどね。今更。

というか、若い頃から悲鳴は出ない。

「悲鳴」というジャンルが、私の声にはない。
そりゃわざとらしく「きゃあ」と言うことはあっても、低い。
正式の、思わず出る甲高い声は、ない。

今思い出したけど、学生時代、合唱団の合宿で
どこだっけ? なんか湖のあるところ。
覚えてないけどそんなようなところに行った。
合宿所に向かう途中、しょぼい遊園地があって
観覧車の玩具みたいな、冗談でお父さんが作ったような
ちゃっちい乗り物があった。
そこでは一番デンジャラスな感じの。

大学生が団体でこういうところに行くときは
遊園地の乗り物得意! という人は乗せてもらえない。
怖がって、絶対いや! と泣きそうな女子や
いかにも腰を抜かしそうな大人しい男子が
乗ることになるのだ。

おそらく私はただ1年女子というだけで
乗れ乗れと言われ「いやです」と固辞したが
腕を掴まれて、面白がっていた先輩もろとも乗り込んだ。

それは二人乗りのカプセルのようなものが
いくつかつながっていて、それぞれが前転しながら前に回転するような
しかけだったと思う。

それにしてはベルトなどなく、腕で自分の体重を支えるしかない
そんな原始的なものだったと思う。

しょっぱなから私は自分の細腕で体を支えることができず
動き始めてすぐに床に転がったのだと思う。
そして「うっ」と小さく唸ったまま無言。
ずっと無言。

一緒に乗った先輩も驚いて無言だった。
え、え、大丈夫?

下界ではやし立てていた先輩たちは
いきなり私の姿は見えなくなるし
悲鳴どころか声も聞こえず、
一体どうしたのかと、その回転が終わるまで
見守っていた。

そう、こういうのは「きゃー」と聞こえれば
観客は喜び、ひきつった顔を披露しては
拍手して、涙など流しながら出てくれば
大喜びなのだ。

いきなり腰を抜かし、無言、というのは
どんなに白けさせたことだろう。
同行の先輩もしきりに謝っていた。

そういえば、結構上品な大人しい大学のサークル
と思っていたけど、時代相応に荒々しく
いろんな目に遭ったなあ。
男子風呂に落とされたり、布団で巻かれたり
うつぶせにされて両手足を4人がつかみ、
バタバタと天井と床を往復するのを「モスラ」と言った。
なんかそういういじられキャラの男子がやられるようなことを
全て通過した気がする。
なんで?
悲鳴あげないから?

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あ、全然違う話になった。
で、上はえーと、その、かわいくて悲鳴をあげたかったけど
悲鳴は出なかった清水直子さんの器。

オトノハ10周年記念の朝市で、ゲットしたのだった。
いいでしょ。
プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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