びっくりうんどうかい

この間、濱田真実さんのブログで、季節感の話(ってことでもないが)が
書いてあった。
同じ日に私も美容師との会話で
「夏バテって、どういうのですか?」
と、単刀直入に聞かれ、
夏バテってえのが、どういうものか説明した。

いろいろと通じない日本語が増えている気もする。
特に季節の表現。

が、ここはあえて言ってみよう。
「暑いのに、雑誌ではもう運動会だよ」
ぴゅーーーーーーーー(逃げた音)

さっき「ワンダーえほん」の10月号が送られて来た。
この中の「おはなし」『びっくりうんどうかい』を
書いておりまする。
絵はふくだいわおさん。最近ご一緒することが多いですね。
今回もどうもありがとうございました。
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銀次親分

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浅草のカフェの看板猫、銀次親分。
昼過ぎ、2階からすとすとすとと降りてきてご出勤。
たちまちお客に取り囲まれ撮影大会。
フラッシュにも耐え(赤いのはフラッシュ)、お仕事。
お仕事とは、ごろんと寝ていること。
客は入店するやいなや、猫をまたがなくてはいけない。
店を出るときも、猫をまたぐ。

驚いたのは、この日の夜、
銀次親分を撮影している私たちがいつのまにか撮影されていて
店のブログにアップされていたことだ。
すばやい!

前日、うまさに驚いた歯医者の落語も
あっというまに、ユーチューブにアップされていた。
「千両みかん」参考になるところはメモしていたんだけど
不要でした。

でもって、日曜日は、
浅草寺でみくじをひいて、木馬亭へ。

活弁仲間・・・というにはさすがに素晴らしくうまいので
とても気がひけるのだが
女優の多田慶子さんが、
私の大好きな「だるま食堂」と共演するというので
勇んで出かけた。
だるま食堂、かねもぎショット、多田慶子。
これが面白くないはずがない。

前の日に、落語を聴いて、笑いの世界において
女性であることのハンディについて考えていたので
いろいろと腑に落ちた。

たぶん、人前に出た時点で
「こいつは何があっても大丈夫」
というゆるぎのない安心感、
あるいは
「こいつは変すぎてどっか行っちゃってる」
というゆるぎのない不安感、
どっちかがあれば女性であっても笑いは取れる
んではないだろうか。

出演者全員、どちらかか両方兼ね備えていたので
気兼ねせず大笑いすることが出来た。
今度は、だるま食堂25周年記念公演だ!
そして多田さん。もっと見たい!!

ひかりのくに

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最近、ひかりのくにからの校正が続く。
宅配便屋のお兄さんが、思わず口ごもる「ひかりのくに」。
信仰宗教ではありません。

お待ちかね! 
『ごぞんじ! かいけつしろずきん』が
オールリクエストになります!
この、竹内通雅さんの濃ゆい絵を
たっぷり味わってもらいとうございます。

今週は何かと落語なウイーク。
この間は吉祥寺のカレー屋での落語会で
今日は千駄ヶ谷の歯医者での落語会。
カレー屋は、テーブルをふたつ並べて
その上にもうひとつ低いテーブルを乗せて
ぎりぎりの高座にしていて、
動きの多い演目はひやひやするのだが、
歯医者は落語好きが高じて、自分も落語をやるため
診療所の地下に演芸場を作ってしまい
それがすごく立派でびっくりした。

全員、玄人裸足で驚いたが、
歯医者の千一亭志ん諒さんの落語は
志ん朝が乗り移ったようなキレ、ハリがあって
テンション高いのも含めてプロ級だった。

トリを務めた、以前の活弁仲間の鈴木さん、八叟さんの
「想い出の昭和落語家」
以前から詳しいなあとは思っていたが
故人となった噺家、十名をセレクトし、
出囃子で登場するところから形態模写声帯模写して
特徴などを話して、お客さんは知っていても知らなくても
大笑い。すごい芸!!
これぞ、生き証人!!
談志亡き今、しかも客席からの目線で噺家を語る八叟さん。
落語好きが集う場所でまたやってほしいなあ。

最近、ブログが長くなりがちだ。いかん、いかん。

こわいかお

この間、友人がツイッターやFBで
私を含む友人3人の写真をアップしていた。
同年代の女たちの中でもひときわ怖いのが私の顔だ。
そうか・・・こんなに怖いのか。
だから怖がる人がいるんだ。
と納得した。腑に落ちた清々しささえあった。

追い打ちをかけるように
今度はメールで、この間撮った写真が
別の友人から送られて来た。
やはり同年代の女たちが嬉しそうに
しわしわに笑っている。怖い。
ものすごく怖い。

どうしてこんなにも怖いのだろう?

体玄塾の先生に聞いてみた。
この、きりっとした姿勢が怖さに拍車をかけているのかも
と思ったのだ。
先生は親切にも
「手を前で重ねればいいんじゃないですか?」
と、もうそこで既にびくびくしながら答えた。
「うーん、そういうことでもないような気がするんです」
「手を重ねてにっこり笑う・・・とか」
「いや、笑えば笑う程恐怖が増すような気がします」
「そうですか・・・」
「しょうがないんでしょうか。もう」
「そうですね」

やや誘導的ではあるが、認めたようなものである。
そうか。おまえも怖いか。

今日、遅ればせながら川上隆子さんの個展を観に
トムズボックスに行くと、友人たちがいて
3人中、それぞれの怖い写真仲間が2人いたので
その話をしてみた。

「いや、写真が怖いってことでもないんだよね」
と言う。
「ほら、だって、前に築地で寿司屋に並んでいたとき
ただ立っているだけでものすごく怖くて、
横入りしようとしたおばさんたちが逃げたじゃん。
あれだって、相当怖かったんだよ」
そういえば、あのとき、私は何も考えずに
ただぽかんと立っていたつもりだったが
その無造作の顔でも悪者を追い払ったのである。

それを見抜いた友よ・・・
というか、その頃から怖かったのか、俺よ・・・。
あれは何年前? byちあきなおみ いや、そうじゃなくて
もう5年以上前だよねえ? もっと前?

そういえば、やはりその頃だったか
同年代のおばさんたちの顔が怖いという話を
ブログで書いたことがあった。

高校の食堂での保護者会で見た
ふつーにしていて怖い顔、
友人のライブで見た
真剣なだけで怖い顔。

気分はちょっと他人事だったのだが
実はそんな場合ではなかったのだ。

おばさんの中でも怖くない人だってたくさんいるわけなので
どうして怖くなるのか、原因を考えて行きたいと思う。

話は変わるが県民歌情報を藤本さん、ありがとうございます!
そんなものすごいことになっていたとは。
今夜の第十回「まめ蔵寄席」でお会いできるかと思っていましたが
いらっしゃれず、残念でした。
菊六最後のまめ蔵寄席。
次回は12月に武蔵野公会堂で真打昇進祝賀落語会。
二十八人抜きの大抜擢で古今亭文菊となっての登場だ。

お盆休みはない

懐かしい湘南新宿ラインで
宇都宮から帰る途中、家の鍵を忘れた
と気づいた。今日は一家離散なので
いくら待っても誰も帰って来ない。
あ~、たまにはひとりでのびのび過ごしたいものだと
思ったのに・・・でも、もしかしたらあるかも?
でもないかも。ない可能性大。
祈ればいいのか。祈っても無理か。
と、帰ったら、やはりない。
猫の安否は気になるが、水は十分あるようなので
とりあえず私は実家へ。
東京に実家があって良かった。
へとへとで帰って、家に入れなかったら
どうするんだべ? 普通。
都内のホテルに泊まるのも忌々しいし
カラオケオールか? 学生か?

なんて無駄な時間を過ごしながらも
お盆休みも夏休みもない稼業でござんす。
今までお盆休みとは無縁だったので
お盆っていつ? と毎年聞く。
毎年聞くって・・・・また別の問題?
毎月聞いてしまう日も来るのだろうか?
あるいは毎日。

お盆前には続々と校正が届き、
お盆休みどころか土日も休みなしの編集者さんたちと、
仕事するのであった。

もう色校終了なので載せてしまおう
ひかりにくにの雑誌で12月号掲載予定の
『そうじのたつじん』の一場面。
動きの達人の先生にはお礼とともに贈呈したいと思います。

下はご存知『おっとどっこい しゃもじろう』。
いよいよ上製本となり、市販化されます。
本屋さんで見てね~!
書店の前評判、ごっつええそうですわ。
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宇都宮のカエル

宇都宮の文化会館を出て、バスを待っている間、
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遠くに何か見えたので近づいてみた。
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後ろの木が素晴らしくて
ついブレてしまったが、これは・・・
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カエルでしょうか? 蛙の神さま?
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後ろ姿はこんな感じ。

宇都宮は一時期通ったが、
ベルモール側にしか行かなかった。
今回、駅の反対側、東武線の方をバスで通過したら
とても賑やかで、驚いた。
餃子だけの町かと思っていて悪かった。

時間が合わなくて、かねてから行ってみたかった
おくはらゆめちゃんの絵だらけの店には行けなかった。
営業時間短すぎだよねえ。あそこ。

県民の歌

「福島に行く」と言うと
「ご苦労様です」と言われたが
すみません、被災地に赴くというのではなく
友達に会いに行った。
そしてふつーに観光した。

福島に住んでいるとこんな感じなのか
ということが感覚的に理解できたように思った。

同じように、海外から見た
日本に住み続けている私達
というのも、同じようなものだったんだろうなあ。

その後、栃木に行った。
どうやら栃木のあちこちで中学生の全国大会が
行われていたようで、食中毒が出たりして
大変だったと今朝の新聞で知ったが、
私もその全国大会の開会式で
栃木県民の歌なるものを聞き、面喰った。

いや、正確に言うと、私の後ろの席で
もんのすごい大声で歌うおじさんの声しか聞こえず
その人が歌う栃木県民の歌を聞いたのだ。

歌える方は歌ってくださいと
壇上で大会の会長か誰だかが言った途端に
歌う気満々なのが背中に伝わって来て
いやな予感はしたのだけど、3階席のこの人の声の出所を
1階の人が振り返って探すほどで、
私も振り返ってどんな奴か見てみたかったが
最初から様子がちょっと普通じゃなかったので
ぶんなぐられるかもと思い、頭の角度を変えないまま
耳をふさぐわけにもいかず、聞かされたわけだ。

県民の歌って、他にもあるんでしょうか?

かぶとむしのにおい


この間、近所の温泉の沓脱で
本を読みながら人を待っていた。
なかなか来ないから、次々人がやってきて
靴を脱いで上がっていったり、
靴を履いて出て行く。

むうう~~~~ん

三十代後半の男性が、慌てて入って来て
靴を脱ぎっぱなしで上がって行った。
忘れ物でもしたのだろうか、と思った矢先の
強烈な臭い。

ぐわあ

こ、このむちゃくちゃ臭いにおいは
あの黒い靴から発している!
てらっとした通気性の悪そうな
この暑い日にショートブーツだ。

1,5メートル離れている靴から
ものすごい悪臭がやってきて
このけっこう広い空間に充満したのは
あっという間のことだったろう。

今までの私の人生の中で、うっかり嗅いでしまったり
または恐る恐る嗅いでからのけぞった
古靴下臭や、深夜の中央線で隣の酔っ払いのおっさんが
いきなり脱いだ靴の臭いなんかとは
比べものにならない。

一体どうしたらこんな臭い靴になるんだ!!
と思っていたら、戻って来た。

私は少し吸って、たくさん吐く、という呼吸を
無意識のうちに続けていた。しかも口呼吸で。
口呼吸も忌々しいが、ダイレクトに嗅覚に来るよりはましだ。
でも、いつまでも慣れることのない、この世のものではないような臭いにたまらず
いつしか私は自然と息を止めていた。

男はばたばたと戻って来て
靴を履いて出て行った。
おそるおそる息を吸ってみた。

うわあ、まだまだ臭い。
外に出ようか。
でもそれも悔しいし、外は蚊がすごいんだよなあ。
じきに臭いも薄れるだろうと
耐えてみては、ちょっと吸う。
ううむ、手ごわい。
またちょっと吸う。

少しは臭いが薄くなった頃、家族連れが出て来た。
両親が話しているとき、小学校の2年生ぐらいの女の子が
「ねえ、かぶとしむしの臭いがする! ねえねえ
どうしてかぶとむしの臭いがするの? かぶとむしの臭いがする!」
と言い出したが、親は無視だ。
もしかしたらこれが強烈な靴の臭さだと知って
そこにひとりしかいない私が発するものだと思い
気を使ってコメントを避けているんだろうか。
だとしたら誤解だ!

しかしカブト虫って、こんな臭いだっけ?
記憶の嗅覚の棚をさまよってみようとするが
さっきの強烈な奴が、もう臭いは
何ひとつ思い出せないように立ちふさがっている。

今度、カブト虫がいたら臭いを嗅いでみようと思う。
その温泉の近所に、無農薬有機栽培のブルーベリー農場があって
運よく売っている時間にあたると私は必ず買う。
そこではクワガタも同時発売しているのだけど
クワガタとカブト虫の臭いは違うのだろうか?
そこのブルーベリーには何の罪もないが
なんとなく・・・イメージダウン。

あ! ちがうのちがうの!

と、今頃前の記述に訂正を。
そんなこんなは合間のことであって
もちろんメインは仕事です。
パソコンの前に座り、打ち合わせにも出かける。
大丈夫です。仕事だってどんどんやっておりますので
みなさま、しばしお待ちください。
(あんな調子じゃあ、書けないですよねえ、という
お言葉をもらい、慌てて言葉を補う)

今日は、父の墓参りの後、
『となえもんくん』の打ち上げ・・・
だったんだろうか?
あれから関係者たちに次々と大きな変化が訪れ、
その報告会のようなものでもあり、
そういえば『となえもんくん』の話題は皆無で
あ、別に打ち上げってことでもなかったんだっけ?
でもそのメンバーで久々に会い、楽しいひと時。

となえもんくん ちちんぷいぷいのまき (どうわがいっぱい)となえもんくん ちちんぷいぷいのまき (どうわがいっぱい)
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もとした いづみ・作
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自分で言うのもなんだけど、
これ、けっこういい本なんだけどなあ。
夏休みに、感想文や読んだ本リストなんか気にせず
読んでほしいものだなあ。
なかなか本を読んでもらえない
男子にも楽しんでもらえると思うんだがなあ。

毎日

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ニコがこんなところに潜り込んでいる間に
私は、中学時代の同級生でありながら
中学時代は話したこともなかった友人と
ご飯を食べたり、参宮橋の駅前のマクドナルドで
映画の撮影が終わるのをじっと待っていたり、
夕方、多摩川の川べりで車の中に閉じ込められて、
でもどうにか脱出したり、
お誕生日のアイスケーキを食べて、おいしくないことを確認したり
整体に行ったり、体玄塾に行ったり、そのあとで78歳と83歳のお友達と
カフェでお喋りしたり、友人宅で友人たちがハープとチェロとバイオリンの
合奏するのを聴きながら、写真を撮ったり、
トルコ料理を食べに行って、お店の人に、たくさんの質問をしたけど
答えをすぐに忘れたり、郊外の誰もいない景色のいい公園で
映画の撮影直前、仔犬を連れたおばさんたちが
わらわらと集まって来て、大変な騒ぎになり、
監督がひどく焦りながらも、ラストシーンを必死に撮る様子が
おかしくておかしくて、笑いをこらえたり、
ホテルの中華料理を食べていたら、隣のテーブルのおじさんが
割引券をくれたり、大学の保護者会で、私の大学時代の
同級生夫婦と会い、学食でご飯を食べてお喋りしたり、
友人が出演する、お笑いのイベントを見に行った帰りに
あんまりおいしくないパスタを一人で食べたり、
亡くなった友人宅でご主人が作ってくれたインドネシア風中華料理の
フルコースを食べて、友人が残した素晴らしいイラストの
スケッチブックを、出版したいからと預かったり、
そんなこんなの1週間を、私は過ごしていたのでした。
プロフィール

もとしたいづみ

Author:もとしたいづみ
絵本・童話作家やってます。
エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)
幼年童話『うめちゃんとたらこちゃん』絵・田中六大(講談社)
絵本『せつぶんセブン』絵・ふくだいわお(世界文化社)など

ツイッターは
もとしたいづみ
(@motoshita123)

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